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十七話 婚約指輪選び

Auteur: Tubling
last update Date de publication: 2025-12-12 13:43:30

 馬車を降りて王都の街並みの中に身を投じてみると、思いの外自分も年頃の女性の中に溶け込む事が出来ている事にホッとしたのだった。

 「まずはどこに行く予定なのです?」

 「今日は一緒に宝飾店に行きたいんだ」

 「分かりました」

 私はフレド様の行きたい場所を聞き、どこかも分からないのに進もうとするので、フレド様に手を繋がれてしまう。

 指を絡ませるようなつなぎ方に、周りの視線が気になって落ち着かない。

 「これは恋人つなぎって言うんだって」

 「そ、そうなのですか」

 「こういうのもシャーリーとしてみたかったんだ。嬉しいな」

 「フレド様が嬉しいなら良かったです」

 顔に熱が集まって彼の顔を見られないけれど、嬉しそうにしている事だけは分かる。

 ちょっと可愛げのない言葉だっただろうか。

 私の心配をよそに、彼はつないだ手の甲にキスをしていて、驚いて見上げると、見たことのないほど優しい微笑みをこちらに向けていたのだった。

 この笑顔も全部私だけのものなのかと思うと、胸がきゅっと締め付けられるような感じがした。

 「ふふっ、フレド様といると新しい発見ばかりです」

 「……私もだよ。今が外な
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